そぼくな日記

にっき!

ゲームボーイのカセットの味

最近ほとんど毎日変な夢を見る。

一昨日は登場人物が全員外国人でクローンという設定。話が進むにつれて自分自身がクローンであることが判明し絶望するというハリウッド映画みたいな内容。

 

今日は中学時代の友達のゲームボーイを食べてしまう夢だった。

正確にはゲームボーイのカセットだったかな。

全体的に紫色のカセット。

夢の中の私は友達のそのカセットを見てなぜだか「美味しそうだ」と思ってしまい、一口食べた。饅頭のようなぐにっという食感でいとも簡単に噛み切れてしまう。

口の中に紫芋のような甘みと、ほのかな機械くささと苦味が広がる。

決して100%美味しいとは言い難い味だった。機械の苦味もあるし。

ところがそのクセのある味に私は夢中になってしまった。

もう一口もう一口と食べ進め、半分ほど食べたところで「あっヤベっ」と思って無理やりゲーム機の中に差し込んで隠した。

とんでもない事をしでかした後のごまかし方が幼少期の頃と全く同じだ。

 

それを見つけた友達はあたりまえだけど号泣してめちゃくちゃ怒ってきた。そりゃそうだ大事なカセット食べられたんだもん。

私は全力で謝った。何の言い訳もできるわけがない。カセットを食べた私が悪いのだから。

友達は大声で絶交宣言をしてきた。素直に受け入れた。だって大事なカセット食べちゃうやつと友達を続行する人なんてこの世に存在しないから(いたらもっと自分を大事にしたほうがいい)

 

目が覚めた後も口の中になんとなくカセットの味が残っていた。

私は人生で一度もゲームボーイのカセットなど食べたことがない。それなのにこの味覚はどこからやってきたのだろう?

カセットの匂いを全力でスーハーしたことはある。

そこからこの味覚はやってきたのだろうか。