本題に入る前に宣伝を失礼します。
12月31日に冬コミで本を出します。最近始めた「いぎょの旅」のまとめ本や、18切符を使ったプチ旅行の本、計3冊を出します。
C103のお品書きです〜!
— いぎょの旅@C103 2日目東カ21b (@igyonotabi) 2023年12月16日
🌟新刊2冊、先月の文フリで出したコピー本の改訂版の計3冊を出します!
大晦日に『東カ21b』にぜひ遊びに来てください〜#冬コミ #C103 #C103お品書き pic.twitter.com/idSk2MskXE
良ければぜひ読んでください。
〜〜〜〜本題〜〜〜〜〜
友人がシェアしてた「作り置きアドベントカレンダー」が気になったので初めて参加します。
これはつくりおき Advent Calendar 2023 23日目の記事です。
二人暮らしの自炊分担問題
私は彼氏と二人暮らしなのですが、これまで自炊や作り置きについて様々な試行錯誤がありました。
まず、私と彼氏では「食事」に関するスタンスが明確に違っています。
彼氏…食事に時間を取られたくない。もはや三食カロリーメイトでもいい。
私…食べるのが好き。同じ味のものばかり食べてると飽きてしまうので違う味を食べるために料理する。
料理に比重を置いているのは私の方ですが、毎回私が食事を作っているとさすがに大変なので、半々くらいで作る係を交代していました。
ところがある日、調理担当の彼氏が台所で涙を流していました。
「1時間経ってるのにぜんぜんご飯が完成しない…」
彼氏は調理そのものは問題ないものの、スピードという点で困難を抱えていました。
泣くほど嫌なことをさせるのも申し訳ないが、全部自分がやると仕事も家事も全部降りかかって発狂してしまう。
この地獄を脱するためにはどうすればいいか、うんうん考えて導き出した結論が「調理を肩代わりさせる機械を買う」でした。
機械にぶん投げよう
ちょうど友人がホットクックのことをツイートしていたのもいいきっかけでした。
税込よんまん…
TAKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
高すぎて一瞬で候補から外れました。
もっと安いのはないのか。ついでにホットクックは1品しか作れないので、複数作れるものはないかと欲張りな条件で探し続け、ついにとある調理器具にたどり着きました。
それがこちらの「ツインシェフ」です。
機能としてはホットクックより劣るのですが、値段がはるかに安かったのと、調理釜×2+蒸しカゴ×2=計4品が材料を突っ込んで待っているだけでできるという点に強く惹かれました。
実際に導入してみて、材料と水と調味料を入れれば待っているだけで完成する。なんて手軽なんだ!!!!と感動しました!
…と言いたいところですが、4品作ろうと意気込むあまりだんだん面倒になり、最初のやる気は失速してしまいました。
もっと根本的に、「作り置き」というイメージを考え直す方がいいのかもしれない。
その時、はるか昔にツイッターで見た「イーブイ」を思い出しました。
最後の砦「イーブイ」
「イーブイ」とは、カレーやシチューにルーを入れる前段階の、「どんな味にも進化できる状態」のアレです。
作り置きで作るのはあそこまでにして、食べる時は具や味付けを足して変化させよう。
あと上の蒸しカゴにはもう芋だけ入れよう。
こうして料理に対する思考を極限まで省いた作り置きが爆誕しました。
材料
・にんじん
・じゃがいも
・玉ねぎ
・水
・蒸しカゴ用のさつまいも(他の芋でも可)
以上。味変したいので出汁は入れません。
全てをセッティングして後は待つだけです。
ちなみに表示では40分と書いていますが、余熱の時間も必要なので実際にはもっと掛かります。
炊き上がったのがこちらです。
イーブイはこのまま大きい保存容器に入れます。
芋はバター、マヨネーズ、コショウを加えて潰してから、使い道のないパセリをかけてサラダの具にします。
イーブイから生まれる様々な料理
料理するのが嫌で泣いていた彼氏も、イーブイなら作れるぞ!と担当のたびにイーブイを作ってくれました。
ところが、毎回そこからカレーかシチューを作るのでだんだんと飽きてきてしまいました(彼氏は一生カロリーメイトでも平気なので大丈夫)
なんとか飽きを凌ぐために工夫を凝らし、苦肉の策で色々とアレンジを生み出しました。
◼️なんちゃってリボリータ
材料
・イーブイ
・ミックスビーンズ
・ベーコン
・にんにく
・コンソメ
・死にかけのパン(あれば)
・粉チーズ
作り方
・にんにくをみじん切り(チューブでもOK)オリーブオイルを入れたフライパンにインして薄く色がつくまで炒める。ベーコンをインしてさらに炒める。
・死にかけのパンがあれば細かくちぎって入れてさらに煮込む。
・味をみて足りなければ塩胡椒を入れる。
・粉チーズを入れて出来上がり。
◼️味噌汁(じゃがいもの味噌汁がOKな人)
材料
・イーブイ
・豆腐
・ねぎ
・和風だし
・味噌
・焼き海苔(お好みで。入れると磯の感じがプラスされて心なしか美味い)
作り方
・イーブイと出汁を鍋に入れて火にかける。沸騰したら豆腐、ねぎ、焼き海苔を入れて火が通るまで煮込む。
・火を止めて味噌を入れる。
◼️ミネストローネなのかポトフなのか
材料
・イーブイ
・ソーセージ
・コンソメ
・トマト缶もしくは生トマト
・ニンニク
・買ったはいいが使い道のない香草(バジルとかオレガノとか)
作り方
・オリーブオイルの中に適当に切ったニンニク(チューブ可)を入れて火にかける。きつね色になったらトマト、塩小さじ4分の1を入れ少し煮詰める。
・イーブイを注ぎ入れ、沸騰したら中〜弱火で10分くらい煮込む。
・適当な香草をモサモサ入れる。
・ソーセージを入れて3分温める。
補足
・イーブイは出汁を入れていないので、具材へあまり味が染み込んでいません。なので、出汁や調味料を入れた後「染み込め〜染み込め〜」と念じながら10分程度煮込んでください。
・イーブイをカレーにする場合、オススメのカレールーは、カルディに売ってるこちらのカレールーと
その辺のスーパーでも売ってるこちらのルーです。
家カレーというジャンルの中ではリッチな味がするなぁと思います。
・私は諦めてしまいましたが、この方はめちゃくちゃツインシェフを使いこなしています。
おわりに
様々な試行錯誤の末、この「イーブイ」に辿り着きましたが、毎回やってるわけではなく、飽きて普通に料理してる事もあります。
ですが、完全に持て余してるわけでもなく、たまに「今日はいっぱい作り置きするぞ〜」という時に自動調理をしてる時間で他の作り置きもできるなど、マンパワーが増したという実感はあります。
他にも「イーブイ」の良い進化系があれば教えてほしいです〜!